録音、制作会議、そしてフリットーリ!

今日は、まずは幡ヶ谷のOpus55で急遽録音!「故郷」と「浜辺の歌」を。だって、Foster Japanese Songsの楽譜と資料、もうすぐできるし、どんどんタダで使えるプロモーション用の音源がどうしても早めに欲しかったのです。

私は基本的にまだまだ力が足りなくて歌に繊細さが欠ける。きれいに母音を整えて繊細に美しく情感込めて歌う歌の、しかも録音なんて、自殺行為みたいなもんですが。でも、他に日もないし、曲がりなりにも代表やってんだし、「まぁ、大丈夫だよ。」と言われ。。。というわけで。覚悟を決めて。
素晴らしい朴令鈴さんのピアノに支えられ、私が高校の時から見てくださっている三原企美子先生とOpus55の松本さんになんとか形をつくっていただいて。。。まぁ、なんとか録れました。近く皆様に何らかの形でお届けすることになると思います。

その後プロジェクトの副代表の梅若幸子ちゃんと合流し、制作総責任者でもある朴令鈴ちゃんと3人で今後のFoster Japanese Songsの制作会議。
制作するものは、楽譜、ディクション資料、解説、音源、演奏会、と多々あるのですが、その中でまずは文字資料。ことに楽譜に注力すべき。パブリックドメインの曲をあと16曲。それから塚田先生に「これが必要」と思われるものの楽譜をどんどんつくっていただこう!だって、今ある知識を本当に残すのは今しかないから。との結論に。

「月に5曲位つくれるかな」
「一週間に一曲以上だよ」
「・・・(泣)・・・無理・・・かな・・・(泣)・・・」

ってな感じではありますが、まずは何より資料の整備。楽譜と解説、ディクションの作成を優先で。月に一回制作の会議も運営の会議とは別に開くことも決めました。制作部隊はFoster Japanese Songsのまさに心臓部。ここがしっかりしていないと何も始まらないですからね。陣容も増強していかなきゃ。

そしてバーバラ・フリットーリの演奏会へ!久々のタケミツメモリアル!
3列目の斜め前の席、という素晴らしい席を素敵な先生が取っていてくださっていたので、もうフリットーリの動きがどうなっているのかがっちり見えて。。。すごい、すごいなぁ。。。ことに中音域の音の美しさ。息と体の自由な使い方、がっちりしていて動かないし、手をうまく使って背中に生かしてるし。。。顎は使ってない。あれ、どうやったらできるんだろう・・・。
ただ、この大興奮の時間に、一つだけどうしても気になったのが、、、拍手。
多分、「ここで手をたたいていいってことを僕は知ってるんだよ!(勝手に男の人の設定。だって大き
な音だったから。)」と知らせたい一心の人が斜め後ろにいらして。。。まだピアニストがペダル切ってないのに拍手始めちゃうの。。。やっぱり曲は、歌もピ
アノもきちんと終わるまでが一曲。だと思うんだよな。拍手までの一瞬の余韻がまた、よくて、それも楽しみたかったんだけどなー。そこは、ちょっとだけ残念でした。
いずれにせよ、すごくて。。。アンコールがことに圧巻。3曲のうち後ろ2曲がオペラアリア。アドリアーナ・ルクウルールとミミの別れ。この二曲の「歌いなれてる歌なのよ」って感じが超圧巻のディーヴァ様でした。

しかし、今日の白眉はさらにその後にあったのでした。帰りがけに先生の大学院の同級生の方が私のことを「学生さん?」ですって!まぁ!アラフォーでスッピンでしたのに!小躍りしちゃうなぁ!

まぁそんな盛りだくさんな日曜日。相当お疲れ気味なんですが、フリットーリの興奮冷めやらず。帰って来てさっそくアドリアーナ・ルクヴルールをやってみて、それから「鳥の歌」でここんところこういう風には入れたら素敵だ!と思ったフリットーリ風な感じを試して練習していたら、ここで先生から入電。「歌いすぎない様に!」
お見通しでいらっしゃいました。はい。やめます。おとなしくいたします。(ま、フリットーリ風を試してみたからと言って、これ、できるわけじゃぁ、ないんだよねという悲しい現実もあり。)

写真は久々のタケミツメモリアル
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そして私の本日のお席!3列の23番!本当に動きがよく見えた~!勉強になりまくり。。。
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