FJS

Foster Japanese Songs

「日本の心の歌を、世界のクラシックへ」

NPO法人日本伝統文化交流協会の「Foster Japanese Songs」(以下FJS)プロジェクトは、童謡、唱歌、芸術歌曲と言った「日本歌曲」と呼ばれるジャンルの、世界と日本での振興を行っています。

Foster Japanese Songs

「日本歌曲」は、世界中にわかりやすい西洋クラシック音楽形式、その中でも皆に愛されている声楽という手法を取りながら、日本語の詩と日本音階が使われていることで日本の真髄を一瞬に外国のお客様に伝えることができます。

このため、海外コンサートで取り上げると、聴衆に深い日本への尊敬の念を呼び起こし、楽譜も取り合いになるほど人気となります。しかし、残念ながら日本歌曲の海外での演奏機会はまだ少なく、その力は十分活用されているとは言えません。

そこでFJSでは、海外や国内の演奏活動に加え、オンライン事業も行っています。

具体的には、日本歌曲の楽譜購入サイトへのリンクやオリジナルのデジタル楽譜、また、国際音声記号(Inrernational Phonetic Alphabet)と歌詞の英訳に基づいたディクション資料、デジタル音源を作成し、これらの資料をだれもがホームページから入手できるようにしています。

FJSがオリジナルで作成を進めている楽譜やディクション資料については、日本歌曲、音声学などの専門家の皆様といっしょに校訂を行いながら整備を進めています。FJSはこの活動により、日本歌曲の業界標準や資産の蓄積にも大きく貢献できると考えています。

FJSは2012年に経済産業省の後援を受けてスタートしました。音楽家・デザイナーから、エンジニア、ビジネスコンサルタントまで、様々な分野で活躍するプロフェッショナルによって運営されているプロボノ事業です。

地球のあちこちで「ふるさと」が歌われる日。世界の歌劇場に日本人歌手が次々と出演し、カーネギーホールのような有名なコンサートホールで日本歌曲が次々と取り上げられる日。そんな日を私たちは目指しています。

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