大学に帰ってコンサル業を想う

今日は駒場で東大ドリームネット主催の「留学生企画」っていうのがあった。
企画している学生さんからのお願いで、私もOGとして参加してきました~。
素敵な先輩に首根っこつかんで引き入れられて、大学サークル、東大ドリームネットとかかわり始めてから早4年。昨年までは、フェローという学生の相談役みたいな役割を2年間やっていたので、かなり時間を割いていたけれど、今年は単なるOGとして、義務感なく、、、好きな時だけ参加させてもらっている。

というわけで、今日は留学企画!60人以上の学生さんが集まっていた。みんな大学1年~3年なのに、なんとまぁよく人生のことを考えていること!私の大学時代の行きあたりばったりっぷりからは想像もできない。
私が伝えたのは三つ。

  1. 早いほうがいい。3カ月でいいから行って、いかなければわからにことを知るのが大事。若いうちに行けば、システムを知ることができるので、必要な時に効率よくまた行くことができる。
  2. 外国に行けば、日本を相対的にみる視点を手に入れることができる。自分一人では自分の大きさはわからないが、別の人を見れば自分の大きさが相手との比較で把握できる。それと一緒。別の視点を持てるのは留学の大きい効果。
  3. やってする後悔のほうがやらなくてする後悔よりずっと少ないし、悔しさが軽い。だから、せっかく土曜日に勉強会に来るくらいなら、思い切ってぜひ留学に行ってほしい。

打ち上げは体調不良により不参加。だって悔しいけど、疲れてるんだもの。。。

こういった企画に参加するのは、もちろん、かわいい後輩に会えるってこともあるんだけど、今まであったことがない面白い同窓生に会えるっていうのもある。今日もナノな機械を研究しているMITに3年いた機械工学の慶応の准教授、海流の予報や天気との関係を研究している海洋研究所の研究者、教養学部を卒業したのにいつの間にかコンピューターサイエンスの准教授になっている元アップル本社のエンジニアさん、、、などなど面白い方と知り合いになった。

中でも、マッキンゼーで今働いている共通の知人がいる方がいて、イベント後ちょっとお茶を飲みに。大学そばのDORA。私が学生時代にオープンした喫茶店で、凄く懐かしい。名前からドラを連想させられるので、試験前に行くのははばかられたことなど思い出しつつ。

コンサルが問題をがっつり構造化しても、解決につながる実行ができないのには人のモチベーションやスキル/能力の問題が大きくかかわる、とか、外部からは見えることが自分が中に入ってしまうと立場の違いだけで色眼鏡がかかって見えなくなってしまうことなどについて他愛もない意見交換。

事業会社にいる身の上としては、何か問題が起きたら、ファクトをできるだけ集めて、そこから直感的に構造化するのが一番実行しやすくて効果が高い解決法になるような気がするんだよな。どうしてもコンサルタントさんにすべての背景情報を伝えることはできないし、人に起因する感情の問題など、ロジカルには説明できないことんもたくさんあるから、コンサルタントさんと仕事するなら、最後に構造化するところは、そんな語られないところを含んで、実行可能な結論を出してもらえるとすごくいいのかもだな。となると、やはり頼めるスコープはすごく限定されてくるかも、、、なんて話をとりとめもなく。。。面白かった♪