Foster Japanese Songs

無事コロンビアでMBAを取得し、日本に帰国して5年。
マッキンゼーでえっちらおっちらコンサルタントをしていた私も今は別の外資系企業に転職し、再びマーケティングと事業開発の世界の住人になりました。やっぱり事業会社っていい!自分でexecutionできるのはたまらない安心感があります。
今でもご好評をいただいている「30代も中盤からのMBA受験&渡米準備日記」からもう5年以上がたち、私も新しい活動を始めています。

まずは、私、二期会の会員推挙オーディションを受けまして、合格。二期会の正会員になりました。そしてソプラノ歌手としての活動を本格的に開始し、いろいろなコンサートを行っております。

二期会の会員になりたかったのには理由がありまして、アメリカにいる時からずっと考えていた夢、、、日本歌曲を世界に広める活動を本格的にスタートさせたかったから。
そして、昨年ついに「Foster Japanese Songs」プロジェクトを立ち上げ、先月www.japanesesongs.jpのプレオープンにこぎつけました。
おととい活動が東京新聞にも取り上げられ、いよいよ本格スタートです!

日本歌曲をどうして世界に広めたいのか?
これは端的に日本を世界で尊敬される国にしたい、少しでも日本の存在感を世界の中で上げていきたいからにほかなりません。イタリアオペラやドイツリート、フランス歌曲に並んで日本歌曲が世界で取り上げられるようになったと思ったら?とても素敵だと思いませんか?

日本歌曲と聞いてもピンとこない人も多いかと思います。確かに日本歌曲には組曲「沙羅」とか「君がため織る綾錦」なんていうタイトルの曲やら、美しいけれど歌うのがとっても難しい曲もあるのですが、「故郷」や、山田耕筰の「この道」「からたち」や、中田喜直の「夏の思い出」。團伊久磨の「花の街」など、みなさんもよく知っている歌も多い。
そもそも作曲が始まったのが明治時代。最初の日本歌曲は皆さんもご存じの曲。滝廉太郎の「荒城の月」と割と新しい分野なのです。
しかし、西洋音楽だから、日本の古い邦楽と違って、五線譜に書かれているし、西洋の楽器であるピアノと声楽で演奏される音楽ですから世界中だれでも演奏できます!しかも、日本古来の音階や旋法もそこかしこに使われている日本らしいエキゾチックな音は外国人にはとても評判がよい。さらにさらに、歌詞があるので、日本文化の理解を深めるきっかけにもなる。。。と世界に広まったらよいことづくめなのです!

。。。と熱くなってしまいましたが、とにかく、そんなわけで、歌手と外資系企業勤務のシニア・マネージャー職の両立、そんな日常をつづっていこうかな、と思っております。

おとといの東京新聞朝刊にはこんな写真が!
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